Res Gestae Populi Romani

Imperatores Malae Famae


「悪名高き皇帝たち〜ローマ人の物語VII 第一部 皇帝ティベリウス 軍団蜂起」まで読了。
 昨日書いた、「次巻の中心論題」は、VII巻の最後で出てくるアウグストゥス創造の「デリケートなフィクション」の話だと思っていたのですが、「デリケートなフィクション」という言葉そのものは出てこなくても、「フィクション」そのものはVII巻の出だしから出てきていますね。まぁ、権力継承と密接な関係があることですし、「フィクション」の創造者であるアウグストゥスの後をティベリウスが襲う場面の記述ですから、出てきて当然といえば当然のことですね。この失敗は、まだまだ読みが浅いという証拠でしょう