高校時代3年間を通じて

 (みっちり)数学を教えていただいたのみならず、いろんなことをおっしゃっていたK.S.先生の言葉が、最近良く思い浮かびます。その中でも、今日1日ずっと浮かんでいたことは、



「ミルクとコーヒーからミルクコーヒーを作ることは簡単だが、ミルクコーヒーからミルクとコーヒーに分離するのは難しい」


という度々おっしゃっていた言葉。これを聞く度に、高校時代の僕は「難しいどころか、そんなんどうやってするねん!」と声に出さずに突っ込んでいたことは言うまでもありません。
 でも、すでにあるものから「分解すること」って、本当に難しいことですが、分解することで「本物」がわかってくるケースが多いということも事実なんですよね。うちの研究室でよく言われる、**の定理(人間の作ったものは必ず分解できる)、およびその逆も多くの意味を含んでいることは事実ですし。