QUO VADIS - Henryk Sienkiewicz

クオ・ワディス(中)」 32 まで読了。
 同じノリで書こうとしましたが、ちょっと書く気にならないので、いつもの調子に。
 いつもみたいにあれこれ書いていないのは、作品の流れをつかめていないという理由に加えて、やっぱり宗教が絡んでいるからどうするのがいいかなと気を使っているというか迷っているとでも言ったらいいのかな、そういうことでできるだけ避けています。プライベートでお話をするのなら、ずいぶん実りがあるお話ができると思うんですけどね。その素材は十分にある作品だと思います。さすがに初期の頃のノーベル文学賞を受賞した作品です。
 ヨーロッパのシェンケヴィッチがキリスト教を題材にして書いた作品ですから、(いろいろと)注意して読む必要があるとは思うのですが、キリスト教が普及した初期の頃の様子やローマとローマ人、価値観や風俗習慣の違いなど、対立や比較することのできる項目の描写がすばらしいと思います。これからキリスト教がひとつのキーワードになる、XI巻以降のローマ人の物語を読む進める際にも役立ちそうです。