「終りの始まり」は

12月11日発売予定とupされていました。僕の誕生日に1日ずれています^^;
 やはりローマの衰亡がテーマと言うことが大きく宣伝されていますね。「海の都の物語」、「コンスタンティノープルの陥落」のイメージが強いのかなと思ってみたりします。僕個人としては、「ローマ人の物語は、海の都の物語と一緒で、衰亡の部分が作品の真骨頂になると思う」と書き込んだりしていますが、同じ路線だと思います。この予想が当たるのかどうかも、作品を読み進めていく上で楽しみにしていることです。
 新潮社のWeb Pageでは、例年通りにローマ人の物語の書評がupされていました。今回のXI巻の書評は後藤田正晴 元副総理でした。佐々淳行さんが何度か紹介されていた、塩野さんと後藤田さんがはじめてインタビューで出会った場面からはじまっています。この書評でも、「衰亡」ということがキーワードになっていますから、作品中でもよく出てくるのでしょう。タイトルから、それを暗示していますけれども。
 この書評中に出てくる、「作品中で塩野さんが現在の日本を念頭においておられる」と言うことが、最近の読者に受けのいいところなのでしょうか? やっぱり。来週発売される「痛快! ローマ学」という作品もどうやらこのニーズにあった作品のようですし。