Res Gestae Populi Romani XI

FINIS PRINCIPIUM

「終りの始まり - ローマ人の物語 XI」第一部 皇帝マルクス・アウレリウス 師・フロント まで読了。

 ミケランジェロ広場に置かれていたマルクス・アウレリウス帝の騎馬像の話からはじまっているのは、塩野さんがマルクス・アウレリウスを書かれるのなら、「やっぱりそうなさるかな」と思う展開でした。VII巻のティベリウス帝の話がカプリ島の話から始まっているのと、似ているいると思うのですがどうでしょう?
 多くの皇帝たちと同様に、少年時代のことから始まっていますが、ここで出てくるIX巻で扱われていた皇帝への評価はIX巻とは、また違った視点で興味深いです。