イーハトーブ乱入期 : ますむら・ひろし

今日1日で読了することができました。久しぶりに片道1時間くらい電車に乗っていて、まとまった時間を取ることができたからでしょうね。宮沢賢治さんの作品をマンガ化されたますむら・ひろしさんのエッセーということで、興味深く読むことができました。ますむらさんの宮沢賢治作品のマンガ版も読みましたし、アタゴオルとか夢降るラビット・タウンも好きというのもあるのでしょうけれどもね。特に「銀河鉄道の夜」について、深い考察が述べられていました。作家と作品に何年ものめり込んで内容を検討して1つの結論を得ていくと言うことは、素晴らしいことだなと思いました。幅広い人々に愛されている宮沢賢治の作品を深く掘り下げていったということも、大切なことなのだと思います。
 ますむらさんが導き出された結論の1つが、アタゴオルにつながっているのでしょうね。アタゴオルは研究室で布教しようとしたんだけれども、うまく行かなかったんですよね。まぁ、僕がそっと本棚に置いていただけでしたからね。