Res Gestae Populi Romani XIII - DE ULTIMIS LABORIBUS

「最後の努力 - ローマ人の物語XIII」 第二部 コンスタンティヌスの時代 まで読了。
 コンスタンティヌスによる新しい首都への移転、新しい政治体制、新しい宗教への取り組みなどなど「ローマがローマでなくなっていく」プロセスを読んでいくと、「継続性の欠如」の弊害がとても大きく見えてしまいます。最終的な印象は残る第三部を読んでから書こうかなと思いますが、危機への対処による改革という点が、ローマ人の物語の1つの大きなテーマなのだろうと、最近考えるようになってきました。III巻に、V巻、VI巻、VIII巻、そしてこのXIII巻の内容を比較すると興味深いと思います。もちろん、ローマの国力や周囲の勢力など相違点も多いのですけれど。