まじめなお話

今日は2つのことを題材に。
 1つめは、高校3年間でお世話になった数学のK先生からの年賀状からなのですが、次の言葉が書いてありました。
「貴男の仕事のcreativeな部分を聞きたく思っています」
 もう1つはお世話になった研究室のWeb Pageで昨日更新されていたページです。その中においても、K先生が年賀状に書いておられたところと重複する記述があり、「やはりそうなのか」という認識を新たにしました。
 今、私が従事している業務は、これまでに習得してきたことも非常に大切ですが、経験も重要な要素になっていると考えています。最初の1年+αの期間、そして昨年の8月に業務の内容が変わっており、今年ももうすぐ変わることになるでしょう。それだけ、「与えられたことを処理する」だけでも精一杯で、今しか経験できないことをフォローすることが一番大切だと考えているのですが、「与えられたものを確実に処理すればいいというだけの時期はもうすぐ終わる」という認識や危機感が大きくなってきたことも事実です。

 K先生からは、高校生のときから、「Creativeに」ということは何度も言われていますし、大学に入っても、ことあるごとにそのような指摘を多方面から受けているのですが、自分がそれだけのことができているとは、とても思えないんですよね。難しい命題であることは承知していますが、少しでも、課題を解消できるようなアプローチができているのかなと不安になってしまいます。
 でも、問題発見能力(問題解決能力ではなく)やCreativityが求められる場面は今後の僕にとって非常に重要なキーワードになってくると考えています。今回は書面での「貴男の仕事のcreativeな部分を聞きたく思っています」という質問でしたが、口頭で求められ、即答する場面も出てくるでしょう。どのような形になるのかは一概には言えないでしょうけれど。
 この「手」の質問は、普段から考えておかないと、「底の浅い」回答になってしまうことは目に見えています。そして、これらの問題に対する取り組みをやめてしまうと、「対処する能力は時間とともに減衰していき、取り戻すことは容易でない」という状況になってしまうものだと考えます。普段から業務に限らず、どのようなことをするときにも、問題発見能力やCreativityを意識して取り組むことが、現在の僕にとって何よりも大切なことなのではないかなと思って、K先生からの年賀状と更新されたWeb Pageを読んでいました。
 一方で、現在の業務で得られる経験や基礎事項も大切です。特に経験は。また、それを知るときも「疑ってかかる」ことが重要なのでしょう。

 もう1つは、今となって書くのもどうかなと思いますが、少なくとも私は00年に初めてお世話になったときには、「自らその考えに共鳴」していたと思います。それは今でも変わりません。とはいえ、そのあとの条件を僕が満たしていたかとなると疑問ですし、また、これは僕がそう考えたと言うだけの単方向でのことであり、双方向ではありませんけれど。
 もうすぐ、新生活を初めて2年が経過します。最近、大学の後半の3年間について考えることが増えてきたような気がします。