Concierto de Aranjuez

 今日はずいぶん前から手配をしていた、フェスティバルホールでの、村治佳織さんのギター・コンサートでした。昨年の12月末に村治さんのクリスマスコンサートに行ったときに、アランフェス協奏曲を生で聴きたいという話になって、ちょうど4月に大阪でコンサートがあると知って、早速手配したのでした。
 やっぱり、生で聴いてみると違いますね。10日のDiaryで書いたように、CDとDVDのアランフェス協奏曲を聴き比べて、違いがあるなと思っていたのですが、今日の演奏もこの2つとは違うものでした。
 やっぱり、まず指揮者が違いますし、一緒に組んでいるオーケストラが違います。また、演奏している場所の違いというのも大きいのでしょうね。
 今日はせっかくの生だからと言うことで、できるだけ村治さんのギターの演奏に注目していました。というのは、CDやDVDだけでは、村治さんのギターが、どの場面でどのように演奏しているのか把握しにくいからです。ギターの音が小さいところとか、複雑な演奏をしているところは音だけではわかりませんし、DVDは音声は良いのですが、映像があっちに移ったり、こっちに移ったりするのでこれもまた、どの場面でどの楽器が…というのがわかりにくいんですよね。今日は生アランフェス協奏曲の1回目ということで、メインのギターに注目していました。
 これまでに気がつかなかった微かな音や旋律を見つけることができて、収穫だったかなと思います。また、近いうちにCDとDVDを聴いて、新しい違いも見つけたいなと思います。
 もちろん、アランフェス協奏曲以外の曲もさすが生だと思うような曲ばかりでした。まだまだ生で見ている経験が少ないので、細かく書くことができないのが残念ですね。これから余裕があるときは、積極的に機会を見つけて経験を積んでいきたいなと思います。