国性爺合戦

 今日は相方と大阪の文楽公演に行ってきました。今日の演目は「国性爺合戦」でした。日本と中国を舞台に繰り広げられるお話ですが,中国の描写が面白いですね。鎖国していた時期に外国をどのように描写していたのかを見ていると,いろいろ考えさせられることがあります。衣装とか,建物とか,異国の人に対する対応とか考え方とか。今の時代では受け入れられないような考え方もありますが,多くの国でそのように考える人が多いような傾向も見られました。
 今回の話では,動物が多く出てきたのも特徴かなと思いました。虎が出てきたのですが,恐らく1人が着ぐるみを着て演じているのだと思うのですけれども,舞台上の動きだけではなく,太夫や観客を襲おうとする動きでは笑いを誘いましたね。大阪らしい演出なのかもと思いました。あの虎,もう一度落ち着いてみてみたいですね。