セレーノ

 今日もうちの近くは晴れて,青空でした。気分が明るくなります。と書いていて思い出したのが,塩野さんの作品中の「セレーノ」という言葉です。「男たちへ」と持ってきていないので,引用はできないのですが,僕の覚えている「セレーノ」の話は,こっちの晴れの日に見える「青空」の表現にぴったりかなと思います。思い違いかもしれませんが。

 手元にあるローマ人の物語では,この部分ですね。



 私は以前にある作品の中で、リーダーとして成功する男の最重要条件として、彼がかもしだす雰囲気がイタリア語ではセレーノ、強いて日本語に訳せば晴朗にあると書いた。プブリウス・コルネリウススキピオは、若い頃からこれを完全にもっていた。

ハンニバル戦記−ローマ人の物語II 第五章 第二次ポエニ戦役後期より