Storia di Roma - Indro Montanelli

 ちょうどピッタリ(?)「44 セヴェルス朝」まで読了。



 戦塵の中でギリシア語で書き綴ったマルクス・アウレリウスの『随想録』は、高い文学的価値を持つとは言えぬが、古典世界が残した最高のモラルの法典であることは確かだ。ローマの良心の灯が燃え尽きようとするまさにその時、この皇帝の内面にそのもっとも明るい閃光が輝いたのである。

モンタネッリ ローマの歴史 43 マルクス・アウレリウスより