Res Gestae Populi Romani XII

TERTII SAECULI CRISIS

「迷走する帝国 - ローマ人の物語 XII 第一部 ローマ帝国・三世紀前半」読了。
この調子で行くと、年内にXII巻を読むことができると思います。できれば、明日で読んでしまいたいんですけれども、どうでしょうか?
3世紀の「軍人皇帝時代」の記述となると、多くの作品で取り上げられているページ数が極端に少なかったりして、何が起こっているのかよく分からなかったりするのですけれど、XII巻では、原因、経緯、結果をディテールを含めて物語るという、これまでの「ローマ人の物語」と同じスタイルで作品が構成されているので、複雑な「軍人皇帝時代」において発生する数々の事件について生じる5W1Hがある程度理解しながら読み進めることができると思っています。ただ、単発のものが色々起こるので、エピソードの集大成みたいになってしまっているのは仕方がないのかなとは思っています。その中でも、XII巻を通じた1本の筋があると思っていますので、それを意識して読み進めていっています。1度だけ最後まで通して読んで理解できるかどうかはわかりませんけれどもね。