地元ネタ

 と言っても、僕が小学生の頃ですから、20年近く前のお話です。
 僕らの小学校では、「正直いんじゃん」という制度がありました。と、これだけでわかる人ってたぶん地元民しかいないと思います。Tenko49のメンバーでもわからないんじゃないかなぁ?
 まず「いんじゃん」が謎の言葉でしょうね^^; 「いーんじゃーんで、ほい」と言って僕らがやっていたのはジャンケンです。僕らはジャンケンとは言わずに、「いんじゃん」でしたね。これに「正直」がつくとどうなるかと言うことですが、こういうケースで使います。



 ドッジボールをしていたときに、1バウンドして当たったかどうか微妙なときに、
「お前、今のノーバンやろう?」
「いや、ワンバンや!」
「お前嘘ついてるんちゃうか?」
「嘘ついてへんわ、お前見えへんやろう」
「そこまで言うやったら、正直いんじゃんで決めようや」

 と言うことになります。これで、いんじゃんをした後に、勝った方が「正直」、負けた方が「嘘つき」になるわけです。今考えても理不尽なわけですが、この制度が小学生4年生になるまで僕には理解できなかったんですよね^^; 小学校1年生くらいのときから、「正直いんじゃんって何やねん? よーわからんなぁ。勝ったらそれで決まるみたいやけど…」というような理解でした。たぶん、誰か友達のお兄さんか、僕とは違う幼稚園で使われていたのでしょうね。
 で、なんでこれが出てきたのかというと、野球の判定でもめているのを見て、
「もう『正直いんじゃん』で決めたらええやん」
って弟が言い出したんです^^; 理不尽な制度ですけれど、これでみんなが納得していて、トラブルもおさまっていたので、いい制度なんだなとも思います。ある程度、適当なところを残しておくことも重要ですね。やっぱり。