今年の目標として書いている展覧会に行ってきました。厳密には展覧会と書くのは良くないのかもしれませんけれども。
というのは出品されているのが「踊るサトュルス」1点だけでしたので。とはいえ、この作品だけではなく、同時に公開されていた、中宮寺の菩薩半跏像も見ましたし、国立博物館の常設展も見てきました。
「踊るサトュルス」は足の躍動感と、背中の表現が素晴らしいというのが同行者との一致した意見でした。背中を含めた後ろからの作品を飽きずに眺めていましたから。もちろん、正面からの作品も顔の表情や筋肉の表現などが良かったと思います。
このような作品を鑑賞していると、すべて完全な形で発見された方がいいのか、発見されていないところを補いつつ鑑賞するのが良いのかどちらがいいのかなと考えたりしてしまいます。どちらもこなせるようにすることが必要な訓練なのでしょうけれどもね。