村治佳織さんがDECCAに移籍されてから,第3弾のアルバムがリリースされることになりました。タイトルは「ライア & ソネット Lyre & Sonnet」になっています。ソネットは何となくわかるけれども,ライアって何? というわけで,Oxford Dictionary of Englishで調べてみました。
- Lyre
- noun a stringed instrument like a small U-shaped harp with strings fixed to a crossbar, used especially in ancient Greece. Modern instruments of this type are found mainly in East Africa.
次に,ソネットもきっちりと意味を把握するために調べてみました。
- sonnet
- noun a poem of fourteen lines using any of a number of formal rhyme shemes, in English typically having ten syllables per line.
今回の作品では,村治さんがコンサートやコスタリカのDVDでの特典サイトで語っておられた通り,「ギターと合唱」による作品になっているようです。だから"Sonnet"なのでしょうけれど,雰囲気はどんな感じになるのでしょうか? どういう作品になるのか楽しみですね。これまで,アランフェス協奏曲やResplandor de la Guitarraのように,オーケストラとの作品はありますが,合唱ははじめてですしね。Dulcineaでは,7/24の時点では,レコーディングは終わったとありました。
曲目を見てみると,
《予定曲目》
ビクトリア:おお何と栄光に満てる王国
パッへルベル:カノン
カステルヌオーヴォ=テデスコ:「ジプシーのロマンス」より
ヴィラ=ロボス:5つの前奏曲
ボロディン:ダッタン人の踊り(歌劇「イーゴリ公」より)
タレガ:アルハンブラ宮殿の思い出 [ギターソロ]
ほか
ということで,やっと(?)アルハンブラ宮殿の思い出が収録されるようです。これまで,コンサートのアンコールでは,高い確率で「アルハンブラ宮殿の思い出」を演奏されていたのに,「どうして収録している作品がないんだろう?」と相方と話をしていたのですが,このDECCA移籍3作目のLyre & Sonnetで収録されるようです。「アルハンブラ宮殿の思い出」がどういう感じに収録されているのかも楽しみです。また,これで聴きたいときに聴くことができるようになります。
このCDの発売を記念したコンサートについても,いつも通りに告知されました。Lumièreのときはクリスマスコンサートだったのですが,村治さんの手の病気で5月に伸びてしまいました。今回は合唱ということもあってか,いつものいずみホールでのクリスマスコンサートではなく,大阪シンフォニーホール大ホールで11月22日(水)19:00に開演するようです。シンフォニーホールでの声楽アンサンブルとギターという組み合わせは,僕にとってははじめてなので,これも楽しみですね。また,コンサート前にCDを聞き込むという,ここ数年のパターンを繰り返しそうです。
お値段は,S席 \6,500 A席 \5,500 B席 \4,500(全席指定・税込)ということです。一般発売は9/9からですが,ムジカキアラではいつも通りに,2006年8月18日(金)正午12:00 〜 2006年8月21日(月)午前10:00で先行販売するようです。この先行販売では,「S席だけ」と言ったように,一番高い席だけというケースが多いのですが,今回は(今のところ)特に何も書いていません。それでも,1,000円違うだけだったら,合唱もある初めてのパターンなので,S席で聴きたいなと思います。お金を貯めないとね。