昨日に引き続き

仮名手本忠臣蔵の鑑賞でした。今日は1部です。1部はことの始まりから,塩谷判官の切腹と城の明け渡しまで。この1部が,昨日書いた「緊張と緩和」が一番際だっていたと思います。特に四段目の塩谷判官切腹の段と城明渡しの段は。ぞくぞくとしてしまいましたし,まわりには感動をして涙を流している人も見かけました。大星由良助は「あわや」という絶妙なタイミングで入場してくるのですが,そこから慌ただしく主人公として舞台を駆け回ります。あれを演じる人形遣いは本当に大変だと思いますが,演じきった後の満足感はえも言われないものなのでしょうね。だからこそ,あの長丁場でも演じきれるのでしょうし,長く人々から支えられているんだろうなと思います。
 本当にいいものを鑑賞しました。また機会があれば,ぜひとも観てみたい作品です。特に第一部はお勧めですね。