「終りの始まり」

 今日は月の最後の日なので、新潮社のWeb Siteで12月に出る新刊速報がupされました。ローマ人の物語の最新刊になるXI巻のタイトルは「終りの始まり」とのことです。
 タイトルは何かな? っていつもこの時期になると気になってあれこれ考えていたのですが、この「終りの始まり」を見た瞬間に
「わかりました。『黄金のローマ 法王庁殺人事件』をお書きになったときから、マルクス・アウレリウス帝への想いは『終りの始まり』なのですね。」
と思いました。塩野さんにとってマルクス・アウレリウス帝から始まるXI巻のタイトルには「終りの始まり」しかなかったんじゃないかなって思っています。また、「黄金のローマ 法王庁殺人事件」を読み返してみてもいいかもしれません。この作品の「皇帝マルクス・アウレリウス」だけでも。
 タイトルを見て作品がずいぶん楽しみになっています。