応援が少し複雑になりつつあるんじゃないかなと言うことです。阪神のライトスタンドでの応援は本当にシンプルで、球場に行ってスタメンが1周りするまで、みんなの応援のやり方を見ていたらすぐに応援できるようになっています。応援のパターンも限られていますし、ヒッティングマーチも音楽が変わってもリズムは一緒ですからね。歌詞を知らなくても、メガホンをたたいて、最後に「かっ飛ばせ! ○○」と叫ぶだけでも楽しいものです。
ただ、最近、この応援にバリエーションが増えてきて、初めての人には取っつきにくくなっているんじゃないかなと思っています。今はみんな知っている「桧山ダンス」とか、アリアス選手のヒッティングマーチの最後のかけ声が「かっ飛ばせ! アリアス!」ではなくて、「ジョージ! ジョージ!」でやるという程度でなら、まだいいのでしょうが、こういうパターンが増えつつあるような気がするのです。ひねりがあると応援にも幅が出てきて、よくなるとは思うのですが、初めての人が取っつきにくくなるというのはあまりよくないと思うんですよね。シンプルな応援というのも阪神の応援の魅力だと思っています。
TVで見ている読売の応援は複雑で、いまいち盛り上がれないような気がしていたのですが、ドームで見た生の応援も今1つ盛り上がっていないような気がしました。これは、この日の試合が読売の負け試合だったこともあるのでしょうけどね。