Divina Commedia - Dante Alighieri

「ダンテ − 神曲」地獄篇第10歌まで読了。

神曲 地獄篇 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)

神曲 地獄篇 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)

スエトニウスに続いて、古典シリーズです。今回はものすごく硬派な古典と言うことで、読むのにも時間がかかっています。キリスト教の知識だけではなく、古代ギリシア・ローマ文学に対する知識もあった方が読み進められるので、難しいですね。地獄と煉獄でのダンテの案内者がヴェルギリウスなので、アエネイアスも先に読んでいないと行けなかったのかなと反省しています。ただ、細かい引用句などは、研究者でもなんでもないのでわからないのですけれどもね。ホメロスイーリアスオデュッセイアも読みましたが、細かい引用句はわかりませんし。
 まずは、作品の内容と世界観当たりをつかめたらいいのかなと思っています。楽しみで読んでいるわけで、深く調べていこうというような意図はありませんからね。
 でも、地獄が8つの圏に分かれていて、地獄の門には「一切の望みは捨てよ」と記されていて、アケロンの河を渡って地獄に入っていくという話は、どっかで聞いたことがあるなぁ。と考えていたら、聖闘士星矢でした。元ネタはヴェルギリウスのアエネイアスとか、聖書の中とかいろいろあるようですね。