Book

十字軍物語3

第一章 獅子心王リチャードと,第三次十字軍まで読了。 塩野さんはリチャードをかなりお気に入りの様子。 ルビを読むまで「獅子心王」の原語が何だったか気がつかなかったのは内緒です。 「スルタンの非難は妥当ではありません。まず何よりも,キリスト教側…

あなたが,いなかった,あなた - 平野啓一郎

「決壊」を読む直前に,文庫本で出た,この作品を読み終えています。Diaryで書くのを忘れていました。「高瀬川」のときのように,これらの作品の表現法が多彩だったことを興味深く感じました。あなたが、いなかった、あなた (新潮文庫)作者: 平野啓一郎出版…

決壊 - 平野啓一郎

平野啓一郎さんの「決壊」を読了しました。一気に3日でという感じですね。こういう作品については,どういう文章で書けばいいのでしょうか? これから読む人のことも考えないと行けないでしょうし。今のところは2007年11月の「平城遷都1300年 奈良・読書の旅…

決壊 - 平野啓一郎

平野啓一郎さんの「決壊」に着手しています。上巻を読了しました。この勢いで,下巻も読んでしまいましょう。でも,今回は平野さんの作品の中でも,早いペースで読んでいるなと感じます。たぶん,気のせいだとは思うのですが。「葬送」でももう少し遅かった…

ローマで語る

塩野さんと息子さんのアントニオ・シモーネさんの対談の本である「ローマで語る」が日本から届いたので,読み,読了しました。これまでの塩野さんの作品には無いタイプの本でしたが,面白いと思いました。どちらかというと,塩野さんの本と言うより,息子さ…

個人的メモ。

http://www.shinchosha.co.jp/book/129039/ どのタイミングでどうやって手にするか…。日本にいれば迷わないのですが。発売日が8月1日ですし。まぁ,1年後でもいいか。

海の都の物語が文庫版で今出たタイミング

「ローマ人の物語」のあとに「ローマ亡き後の地中海世界」が出版され,この作品中に触れられている場面が多かったからでしょうか? 「ルネサンスの女たち」や「神の代理人」ではなく,なぜ「海の都の物語」? ということを思ったので,こんなことを考えてみま…

ローマ亡き後の地中海世界(上)

昨年12月25日のDiaryで書いたように読了していたのですが,作品についてまとめて書いていなかったので,今日書いておこうと思います。今月下巻が出るので,それを読んだときに書いてもいいのかなと考えたりもしましたが,ここで一区切りしておくのが,これま…

サイン会

Mediterraneo(自称)関西支部よりお知らせです。 大阪の旭屋書店本店で開催される2月9日の塩野さんのサイン会ですが,現在,旭屋書店1Fのサービスカウンターで下巻と整理券の予約を受け付けています。とりあえず,27日の17時現在では受け付けてもらえました…

サイン会

塩野さんのサイン会が予定されています。 http://www.shinchosha.co.jp/event/index.html#20090214_01 大阪は2月9日(月)18:00〜旭屋書店で開催されます。詳細は書店でとのことなので,明日,のぞきにいこうと思っています。

ローマ亡き後の地中海世界 上

塩野さんの久々の新作の「ローマ亡き後の地中海世界 上」を購入しました。少しずつ読み進めていますが,これまでの塩野作品と時間軸では守備範囲が若干違うので,昔の世界史の時間で聞いたことを思い出しながら読んでいます。また,適当な資料を読み返した方…

とあることを

思い立って,今日は家に帰ってある文章を読みました。その文章については,また,明日書くことになるでしょう。今,ちょっとにたような状態にもあるので,なんとか明日で一区切りをつけたいということもあります。

ディアローグ − 平野啓一郎

読了しました。モノの前に,ディを読んだのもおかしいかなとは思いますが,平野さんの対談はあまり読んだことがなかったので,どういうテーマや内容のものが多いのか,それを把握したいと思って,こちらの方から読み始めました。 平野さんの作品や表現に対す…

ディアローグ − 平野啓一郎

「瀬戸内寂聴 SEXと文学」まで読み終わりました。これまでの平野さんの作品をもとにした対談も多いので,一通り作品を読まれた方が,この対談集を読むといいのかなと思って読み進めています。一通り読んでから,あれこれ書く方がいいのかなと思うので,とり…

我が友マキアヴェッリ フィレンツェ存亡

今日の行き帰りの新幹線で,途中まで読んでいた「我が友マキアヴェッリ」を最後まで読みました。今のところ,塩野さんの作品のうち,ルネサンスものの最後の作品が,ルネサンスの終焉期と重なるマキアヴェッリを取り上げた作品になっています。やはり,ルネ…

顔のない裸体たち

平野さんの顔のない裸体たちを読了しました。 ネットならではのテーマを扱った作品として,どのような内容かと思って読みました。高瀬舟のときのように,実験的な意味合いのある作品かなと思って読みました。 ウェブ進化論とウェブ人間論を読んだときに,「…

わが友マキアヴェッリ フィレンツェ存亡 − ルネサンス著作集7

「わが友マキアヴェッリ フィレンツェ存亡 − ルネサンス著作集7」第二部 マキアヴェッリは,なにをしたか 第九章 チェーザレ・ボルジア まで読了しました。 新婚旅行で訪問した部屋のことも書いてあります。 ここが,マキアヴェッリの執務室であった。現在は…

わが友マキアヴェッリ フィレンツェ存亡 − ルネサンス著作集7

「わが友マキアヴェッリ フィレンツェ存亡 − ルネサンス著作集7」第一部 マキアヴェッリは,なにを見たか 第五章 修道士サヴォナローラ まで読了しました。 新婚旅行に行く前の2007年5月30日に読んでいたのですが,それから読んでいない時期が続いていたので…

特に語学に効く心理学大人の学習自己チュー宣言

香山リカさんの「特に語学に効く心理学大人の学習自己チュー宣言」を読みました。EJを定期購読していることから毎月届いているマガジンアルクに掲載されている,「香山リカの通信講座の心理学」「香山リカの語学に効く心理学」から取捨選択されたものがまと…

宣戦布告

「ルネサンスとは何であったのか」の文庫版を買いました。最後には,ルネサンス著作集にはなかった三浦雅士さんとの対談がありました。 詳細はここでは書きませんが,文庫版の pp.324 〜 326にかけて書いてある内容を読んでビックリしました。今まで抽象的な…

イタリアに住む

塩野さんのエッセイがWebで更新されるようです。 http://www.shinchosha.co.jp/topics/italia/ タイトルは「イタリアに住む」。塩野さんの作中には,「ネットやコンピュータを積極的に使って作品を書くことはしない」という主旨の文章が見られることが多いの…

一月物語

平野さんの一月物語を再度読み返しました。 http://www.library.pref.nara.jp/event/koen.html#NARA_READING_02 の準備として。さて,土曜日はどうなりますか。

塩野さん文化勲章受章

ローマ人の物語が昨年末で完成したということを考えると,ちょうどいいタイミングなのかなと思います。業績ができたというタイミングですしね。それにしても,嬉しいニュースです。これからしばらくの塩野さんのコメントが楽しみです。ちょうど,ローマ人の…

滴り落ちる時計たちの波紋 - 平野啓一郎

読了しました。 平野さんの短編をまとめた作品なのですが,実験的なことも含めて,いろんな種類の作品が収録されていました。いろいろと考えながら,スローリーディングで読み進めていったのですが,この作品を読むだけでは,真意はつかめないのではないのか…

わが友マキアヴェッリ フィレンツェ存亡 − ルネサンス著作集7

「わが友マキアヴェッリ フィレンツェ存亡 − ルネサンス著作集7」第一部 マキアヴェッリは,なにを見たか 第一章 パッツィ家の陰謀 まで読了しました。 塩野さんの「ルネサンス著作集」の最後を飾る作品です。塩野さんのルネサンスものは,芸術作品の解説で…

神の代理人 - ルネサンス著作集6

読了しました。 ルネサンス時代という言葉で連想される文化振興を実現するとともに,政治的な複雑な情勢だった15世紀,16世紀のイタリアの政治的状況の支配者の1人としての職務を果たし,なおかつ後に宗教改革を呼び起こすような立場に置かれることにもなる…

神の代理人 - ルネサンス著作集6

「剣と十字架」まで読了。 書き出しの 動機が純粋で真面目であり、利己的でなかったという理由だけで、その行為の結果に対する人々の評価が驚くほど寛容になるのには、暗澹たる気持ちにさせられる。 そういう人は、一私人としてみれば、善人で尊重すべき人物…

神の代理人 - ルネサンス著作集6

「アレッサンドロ六世とサヴォナローラ」まで読了。 うちの相方が好きと言っている「アレッサンドロ六世とサヴォナローラ」まで読みました。うちの相方からは「アレッサンドロ六世のように」というような大人を目指して…ことを言われるのですが,この作品を…

文明が衰亡するとき − 高坂正堯

第一部 強大帝国ローマの場合 読了しました。 前回に読んだのが大学2回生の頃なので,10年近く前になりますね。当時と今との期間に経験してきたことや,ローマ人の物語をXV巻まで読了したことなどから,当時とは違った感想を持ちながら読んでいます。当時よ…

ウェブ人間論 - 梅田望夫,平野啓一郎

昨日に引き続き,新年の第2段目としてこの作品を読了しました。ウェブ人間論 (新潮新書)作者: 梅田望夫,平野啓一郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/12/14メディア: 新書購入: 17人 クリック: 156回この商品を含むブログ (542件) を見る 後書きには「ウ…