皮膚科では

 実は半年以上前から左手の親指の先に「いぼ」ができていました。小さいものだったので,ずっとそのままで置いておいたのですが,小さいままでもずっと残っているので,今日皮膚科に行ったついでに先生に
「この前に来たときからこのいぼが残ったままなのですが」
とお話をすると,
「前に来たのは11月やね。半年以上残っているから,液体窒素で凍らせて,取り除きましょう。爪に入るとやっかいやし。」
ということで,液体窒素で治療することになりました。
 別の処置室に入ると,看護婦さんが液体窒素を別の入れ物に移して,それとともに大きな綿棒みたいなものを準備されました。
「これから液体窒素で凍らせるからね。だんだん痛くなってくるけど,ウイルスを殺さなアカンから我慢してな。」
とバリバリの大阪弁で大まかな説明をしてくれます。痛いと言われても,凍らせるのははじめてなので,どういう痛みかわかりませんし,不安が募ります。注射みたいに,以前に受けていて,痛みが想像できるのならいいのですが,想像できないというのは恐怖をかき立てます(>_<)

 それから,大きな綿棒を液体窒素に浸して,浸したものを僕の左指の親指の先の患部へ。「あれ? 痛くない。ちょっと冷たいかな?」と思っていると5秒ほどで1回目が終わりました。続いて同じ感じで2回目へ。このときも冷たいとは感じたのですが,それほど痛みは感じませんでした。3回目に少し痛くなってきたかなという感じだったのですが,それが終わると,
「これで終わりです。また2週間後に来てください。」
とのこと。
「あれ? あんまり痛くないやん。ちょっとチクッとはするけど…。」
という感じで終わりました。処置室を出て,精算をするときに,紙を1枚受け取りました。そこには
「2〜3時間(〜1日)痛みますので,痛みの強いときは痛み止め(バファリンなど)を服用してください。」
とあります。これから痛くなるのか? と期待をしても,特に変化はなく…。
 と安心していたのですが,その後2時間くらいしてから,携帯で電話をしようとして,左手の親指で形態を操作しようとすると,その度に指の先が痛みます。といっても,操作に支障になるわけではないのですが,指を紙で切ったときのように気持ちが悪い状態です。たぶんこの痛みでおさまるのでしょうが,鈍感なのでしょうか?

 ところで,この注意書きには続きがあって,
「翌日,水泡や血豆になることがあります。」
「10〜15日くらいでかさぶたが形成されます。」
「次の来院時(約2週間後)にかさぶたを削ってから,再度,液体窒素で冷凍凝固します。」
これまでにいろんなケガをしてきましたが,かさぶたが10〜15日後にできるなんてはじめてです。大概ケガをしてから,数十分から数時間のオーダーですから。これからしばらく,これをネタに何か書けそうです。
 ちなみに
「手掌のいぼは,小さいもので2〜3回 冷凍凝固が必要です。」
だそうです。