大きな部屋ではどこで聴くか

 大講義室で講演を聴いているときに,そういえば…と思って思い出したのですが…。
 僕が大講義室などで,講演を聴いたり,講義を聴いたりするときの席の位置はだいたい決まっています。「正面を向いて中央から若干左寄りの前から5, 6番目」です。よくある大講義室のように,両端に5つくらい席があって,中央に10個くらい席があるような教室のときは,中央の左から2番目くらいに席を取ります。
 なんでこの席に座るか?
 そういえば,昔もこの理由を考えたよなぁ,と思って,思い出してみると…。

 まず,前から5番目くらいに座る理由は単純です。後ろの方だと字が見にくい。講義室によっては,声が聞き取りにくい。だから,前の方がせっかく講義に出ているのだからいい。かといって,一番前に座ると,大きい教室だと,両端の板書が見づらい。パワーポイントなどが,教室の上の方で上映されると首が痛い。また,あんまり先生と距離が近いのも…。ということから,5番目くらいかなと思っています。

 次に横の位置ですが,両端に座ると(例えば,左端に座ると),黒板でもう一方の端(例だと右端)にあるような字が読み取りにくいかもしれない。だから真ん中がいいけど,大きい教室で真ん中に座ると,何かあったときに出にくい,両端に人が座ると,圧迫感がある。ということから,中央の席の端を選ぶことになるのですが,中央の席の郡の端に座ると,人が移動することがあって,気になる可能性があるので,少し内側を選び,通路から,2つくらい入ったところを選ぶことになります。
 次に,教室正面に対して,右に座るか,左に座るか。この理由は,はっきりとしたものは無いのですが…。個人的には,右手に筆記用具を持って,板書をするからかなと思っています。講義の間に,教科書のページをめくったり,筆記用具を持ったりして,右手を動かします。そのときに視線は右側に行く。また,教室に向かって左寄りに座っていると,中央の板書や先生を見るときには,自然と右側に視線が向く。結果として,右側に視線を向けることが多く,左を向いたり,右を向いたり,余計な移動が少なくて済む。だから正面に向かって左側に座る。

 と書いてみましたが,こじつけのような気がします。それでも,「正面を向いて中央から若干左寄りの前から5, 6番目」を選んでいるのは,もう,癖になっているからでしょう。