プレゼンテーションのつかみ

今日は日曜日ですが,講習会に行きました。
 講演の内容については,専門的になりすぎるので,省略することとして,良かったと思ったのは,午後からのプレゼンテーションの出だしでした。
 まず,
・Goal
として,何を最終的に目指すのかはっきりと説明する。今回の場合だと,
Provide an overview of *** applications and technology
ということで,テーマはこれだよと言い切ってしまいます。

 そして,次はアメリカらしいところでしょうが,
・Approach
This is your seminar

  • Tell me to speed up or slow down
  • Ask questions

として,受講者の積極的な参加を促します。このように最初から言っておくと,受講者からも積極的な質問が出て,双方向性が確保されます。その変わり,いろんな英語を聴かないとダメなので,ついていくのは大変ですが…。

 次に講義をする人の自己紹介をして,所属している組織について紹介する。この自己紹介はよくあるかと思いますが,次がすごいと思いました。

前のスライドは
"Who are you and why are you here?"
とあるだけで,その他は空白です。そして,受講生の専門,今の立場(Studentsか働いているのかなど)等を聞きます。これを入れることによって,どの程度のレベルで話をしようか把握をしたのだと思います。
 英語のSummer Schoolでも,Listenerを意識してプレゼンテーションをすることという話がありましたが,こういうアプローチをして,聞き手がどういう人間か聞くのはいい方法だなと思いました。3時間のプレゼンテーションですから,こういうやり方をする時間ができたということはありますが。
 いろいろと得るものが多かった講習会でした。