「ダンテ − 神曲」天国篇第2歌まで読了。
- 作者: ダンテ・アリギエーリ,寿岳文章
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2003/01/17
- メディア: 文庫
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天国篇では、神や聖人の位置付けや順位が出てくるのかなと思って、よく分からないところは飛ばすしかないなぁと思って構えていたのですが、これよりも取っつきにくいものがありました。
それは、この神曲はルネサンスの先駆けとなる作品とはいえ、まだ中世の影響が残っていると言うことにあります。天国篇は、地上から離れて、天を旅するのですが、この天が天動説に基づいているんです。ガリレオ・ガリレイもコペルニクスもダンテより後の時代の人物ですからね。天の構成を説明されても、地球が中心となって、そのまわりに月、水星、金星…となっていくわけで、これは困ったなぁと思って読んでいます。
神曲全体の100曲*1のうち、69曲読んだので、残り31曲を読み切りたいなと思っていますが、この残り31曲を読むことはこれまで以上に大変かもしれません。
*1:地獄篇34曲、煉獄篇33曲、天国篇33曲