英雄たちの言葉

今日はこっちをネタにしようとしたんですが^^; ということで,複数のネタをupしていますので先に書いておきます。

 今日は少し早めに帰ることができたので,帰りがけに天王寺Mioの旭屋書店によって,「すべての道はローマに通ず - ローマ人の物語X」の文庫版(文庫版のローマ人の物語27, 28巻)を買ってきました。これで,写真や地図がたくさん載っているX巻を持ち歩くのが楽になりそうです^^;
 それはさておき,この2冊を買うと,特典と言うことで
「HANDY NOTE ローマ人の物語英雄たちの言葉」という文庫サイズのノートを頂きました。中身は紫の紙に,普通のノートと同じように罫線が入っているノートなのですが,普通のノートと違うのは,見開きのページの右下に「英雄たちの言葉」が載っていることです。数えてみると32載っていました。
 この言葉が「誰の言った(or書いた)言葉なのか」もしくは「誰に対して言った(or書かれた)言葉なのか」クイズにできるんじゃないかなと思ってみていました。32もありますからね。


 というわけで,問題です。パターンとしては「誰の言った(or書いた)言葉なのか」もしくは「誰に対して言った(or書かれた)言葉なのか」の2パターンがあります。

1.
敗者でさえも自分達に同化させるこのやり方くらい,ローマの強大化に寄与したことはない。

2.
ローマ軍に勝つたびに,わが軍の戦力は減っていく

3.(答えは「あるカルタゴ人」)
カルタゴの許可なくしてはローマ人は海で手も洗えない

4.
あそこはもうイタリアだ。イタリアに入りさえすれば,ローマの城門の前に立ったと同じことになる。もうここからは,下りだけだ。アルプスを越え終わった後で一つか二つの戦闘をやれば,われわれは全イタリアの主人になれる。

5.(誰に言ったか?)
あなたは勝利を手にすることは知っているが,その勝利を活かすことは知らない。

6.
ローマは英雄を必要としない国家である。

7.
ローマ人の伝統は,敗者さえも許容するところにある。(略)敗者の絶滅は,ローマ人のやり方ではない。

8.
今われわれは,かつては栄華を誇った帝国の滅亡という,偉大なる瞬間に立ち合っている。だが,この今,私の胸を占めているのは勝者の喜びではない。いつかはわがローマも,これと同じときを迎えるであろうという哀感なのだ。

9.
いかなる強大国といえども,長期にわたって安泰でありつづけることはできない。国外には敵をもたなくなっても,国内に敵をもつようになる。

10.
わたしは,確信している。すべての人間は,生を享けたときには平等であると確信している。だが同時に,より大きく共同体に貢献した人がより高貴な人間とされることも確信している。

11.(誰が誰に言ったか?)
問いかけられた側が,答えるべきである。勝者は,無言でいることもできるのだ。

12.(ここからしばらくはわかりやすいでしょうか? 同じ答えが続いたり,周辺の人だったり)
指導者に求められる資質は,次の五つである。
知性。説得力。肉体上の耐久力。自己制御の能力。持続する意志。
****だけが,このすべてを持っていた。

13.
どんなに悪い事例とされていることでも,それがはじめられたそもそもの動機は,善意によったものであった。

14.
ここを超えれば,人間世界の悲惨。超えなければ,わが破滅。

15.(14.の続きですが)
進もう,神々の待つところへ,われわれを侮辱した敵の待つところへ,賽は投げられた!

16.
運は,試してみるべきではないか。剣を使わずに思慮で勝つのも,総司令官の力量ではないのか。

17.
来た,見た,勝った。

18.
兵士の戦闘意欲が爆発したときは,それでは作戦通りでないとして制止にまわるよりも,自然爆発した戦意に乗ってしまったほうがよい。

19.
共和制打倒を目指すものの中で,カエサルだけが素面だ。

20.
私は王ではない。****である。

21.
身の安全を心配しながら生きたのでは,生きたことにならない。

22.(誰が誰に言ったか?)
そう,わたしははっきりと言う。わたしの願いは,カエサルの死に誰もが苦悩することなのだ,と。

23.(誰が誰に向かって言ったか?)
わたしの偉大なこの上もない将軍様。魚を釣ることなどは,この辺りの漁師たちにお任せなさいませ。あなた様が釣るのは,都市であり王国であり大陸なのですから。

24.(「あるローマ人」が答えだから,ちょっと問題になりませんね。)
公正を期して作られるのが法律だが,その余りにも厳正な施行は不公正につながる。

25.
名声を軽蔑するものは,徳(ヴィルトゥス)を軽蔑する者になる。

26.(誰のことか?)
知性が短ければ,誰だって善き皇帝でいられる。

27.
人生を愉しむのは明日からにしよう,だって? それは遅すぎる。ポストゥムスよ。愉しむのは今日からであるべきだ。いや,より賢明な生き方は,昨日からすでに人生を愉しんでいる人の生き方ですよ。

28.
ローマ軍は,つるはしで勝つ。

29.(誰が誰に言ったか?)
感情を抑制するのに,賢者の哲学も皇帝の権力も何の役にも立たないときがある。そのようなときには,男であることを思い起こして耐えるしかない。

30.(誰が誰に言ったか?)
哲学(フィロゾフィア)は,何を話すべきかをあなたに教える。雄弁(エロクエンティア)は,それをどう話せば説得力を持てるかを,あなたに教える。

31.
ほうは,誰にとっても平等に執行され,個人の権利も言論の自由も保証される。この目標の達成にこそ,臣下全員の自由の保証を常に心がけることを基盤にしての,君主制の存在理由がある。

32.
おお,プラトンプラトン,哲学の一学徒というのに何たる大仕事!