MISAKIさんに

BBSで書いていただいたおかげで、見逃さずにすんだのですが、17日(昨日)の朝日新聞に、「テロは世界を変えたか 日本は何をなすべきか」と題して、塩野さんの文章が載っていました。MISAKIさんも書いていらっしゃいましたが、「先日、小泉首相に会われた」そうです。ちなみに、小渕さんに会われたということは、「ローマの街角から」にも載っていました。
 パレスチナの再建に着目するべきだという内容は、文藝春秋に掲載されていた「日本人へ!」と共通することころがありますね。
 本文中でも触れられているように、9月11日がひとつの契機であったことは間違いないでしょう。これほど明確な線引きができる事件も珍しいと思います。しかも、象徴的なものが破壊される事件であっただけ余計に。それとともに、9月11日を契機として始まった今回のことの終わりの線は引けたりするのか? と思ってみたりします。
 紀元前44年3月15日の劇的なカエサル暗殺事件で、ローマに新しい時代の始まりがはっきりとしたものとなり、それが紀元前27年1月13日のオクタヴィアヌスの共和制復帰宣言でひとまず終わったように。ただ、このときの共和制復帰宣言は、帝政開始という新たな線引きの始まりでもあったのですけれど。
 「私たちの文明はテロリズムから挑戦されている。だったら受けてたちましょうよ。」という文章を読んで、なんだか心強く感じました。