国立ロシア美術展

 今日は大阪天保山サントリーミュージアムで開催されていた,国立ロシア美術館展に相方と一緒に行ってきました。1月14日までの開催と言うことで,閉幕の期日が迫っていることから,ものすごい人出でした。僕たちは開館とほぼ同時に行ったので,それほど待たずに見ることができましたが,中はものすごい人出でした。
 展示は18世紀から20世紀にかけてのロシアの絵画と彫刻が中心に歴史順にまとめられていました。ロシアの作品をまとめてみる機会はあまりないので,今回の展示は新鮮なところが多くありました。普段はイタリアなどを中心に西ヨーロッパの作品を見る機会が多いのですが,やはり作風が違いますね。特に風景画になるとロシアと西欧でずいぶん違ってくるんですね。北の方の寒い風景が多かったり,建物を描いた作品でも,周りが閑散としていたり。このあたりの違いを見比べてみるものも面白いものですね。
 ただ,ロシアといっても,ヨーロッパの影響は日本よりも強く受けているなと思って作品を見ていました。このあたりの影響を系統的に調べてみることで,文化の相互関係を見てみるのも面白いなと感じました。

 展覧会を見終わって会場の入口に戻ると,チケットの購入が45分待ちになっていました。期間が迫っていると言うこともあるのでしょうが,これだけの人が何故集まるのかな? と相方と話をしていました。ちょっと理由がすぐにはわからなかったので…。