ローマ人の物語の

 文庫版を買いました。いやぁ、ハードカバー版と表紙が全然違っていたので、最初なかなか気がつきませんでした^^; 15分くらい探しちゃったかも。
 ネタバレだから、あまり書かないほうがいいのかもしれないんですけれど、文庫版の構成には、塩野さんはずいぶん気を使っておられるようですね。おそらく、ハードカバーの読者より文庫版の読者の方が多いでしょうから、こちらの方により気を配られるのは当然のことなのでしょうね。それに、ハードカバーの方は、15巻でおしまいですけれど、文庫版の方は何冊になるかわからないとのことですから、硬貨を使った表紙というのは上手いと思います。
 また、ライフワークの文庫版の書き出しに、アルド社の話が出てきたことと、ファッションを絡めているというのは、塩野さんらしいスタンスでしょうね。上手いとも思いましたし、やられた! とも思いました。
 最後に、"grazia"(優美)を欠いてはならないですか。本はもちろんですけれど、Web Siteもそうありたいものです。このサイト、Diaryはいかがでしょう?
 パラパラっと中を読んだのですが、ハードカバー読むのと文庫で読むのとやっぱりちょっと印象が違いますね。ハードカバーは何度も読んでいるからか、「このことについては、だいたいこのあたりのページの右上の方にある」というイメージが入っているのですけれど、文庫では当然変わっているので、ちょっと戸惑ってしまいました。文字が大きめですし、表や図の入り方も違っているので、仕方ないのでしょうけれども。ってこんな人どれほどいるんでしょう?^^;