もうひとつ

 新潮社のWeb Siteにて、12月の新刊速報が更新されていました。ローマ人の物語XII巻のタイトルは「迷走する帝国」になったようです。このタイトルだと、カラカラ帝からどこまでかが読みにくいなと思っています。軍人皇帝時代と言うことで、ディオクレティアヌス帝の辺りまででしょうか? この時代は本当に書きにくいと思います。モンタネッリのローマの歴史でも、数ページの短い記述でしたからね。XII巻を通じてどのような1本の軸を通されるのか楽しみにしています。というのは、塩野さんの作品はどの作品でも大きな1本の主軸があると思っているからです。どれが主軸であるかは、皆さん作品を読めばおわかりになるんじゃないかなと思います。