村治佳織さんのクリスマスコンサート

 今日のメインイベントで、9月のチケット予約から準備をしていました。今年の締めくくりのイベントとずいぶん前から考えていたので期待をしていたのですが、期待通りの内容だったと思います。
 ソロのギターのコンサートをホールで聴くと言うことで、聴いている人がみんな音の環境作りに気を配っていることがよく分かりました。その環境の中で、音の強弱だけではなく、小さい繊細な音まで伝える村治さんの演奏はさすがだと思いました。
 生の演奏を見ていると、右手と左手の指使い、全身での曲の表現を見ることができて、これまでCDで聴いていただけの曲に対する印象も大きく変わりましたね。最新作のTransformationsからの曲が多かったのですが、Beatlesの曲など親しみやすい曲が多い分、村治さんの演奏の特徴を少しでもつかむことができたのかなと思っています。

Transformations

Transformations

 また、同じTransformationsからは「テオドラキス:4つのエピタフィオス」からの演奏もありました。これはギリシアの曲なのですが、村治さんは11月にギリシアに行かれて演奏されたそうです。この様子は12/23にBSHiで放送されるようですが、この曲に限らず、最近の村治さんの興味はギリシアにあるのかもしれませんね。
 そのあとは、「クリスマスコンサート」とあることもあり、クリスマスの曲が何曲か演奏されました。おなじみの曲もギターで、そして村治さんの演奏となると雰囲気が変わりますね。今年の締めのイベントとしてよかったなと思える演奏でした。
 最後は「クリスマスコンサートなのに、夏の曲で終わりになってしまいますが」というご本人さんのコメントで笑いを取っていたSunburstでした。
カヴァティーナ [XRCD]

カヴァティーナ [XRCD]

 非常に躍動感のある曲で、ご本人さんもお気に入りの曲というコメントがその演奏にも伝わってくる曲だと僕は思っているのですが、生で見ると本当に難しい曲だなと思いました。右手と左手がひっきりなしに動いて演奏する曲ですからね。あの曲を上手く弾けて、みんなに聴かせることができるのは、さぞかし爽快なことだろうなと思っています。
 ちなみに、このSunburstはトヨタのAllionCMでかかっていた曲なので、ご存じの方も多いと思います。

 コンサートの会場では、Transformationsか村治さんの写真集dulcineaを買うとご本人さんのサイン会に出られて、買ったものにサインをしてもらえるというイベントがありましたので、これまで持っていなかったdulcineaを買うことにしました。

dulcinea/ドゥルシネア―村治佳織写真集 (ソトコトclassics)

dulcinea/ドゥルシネア―村治佳織写真集 (ソトコトclassics)

 女性の写真集を買っていいのか? と言われてしまいそうですが、今日は僕の行動を監視していた同行者がいましたし、その同行者も「見てみたい」ということだったので、まったく問題はありません^^; 今日のクリスマスコンサートは「聴きに行きたい」とどちらからともなく言いだしたことで、2人とも行きたい気になって「今年の締めのイベント」という位置づけにしていましたからね。
 サイン会では、「2人とも演奏を楽しませて頂きました」とだけお伝えしておきました。人数が多かったので、1人当たりの時間が短かったのです…。というわけで、ご本人さんのサイン入りの写真集を手に入れました!

 今年はいつもとは違うクリスマスで、フライングもしていますが、とても印象深いクリスマスでした。今年のひとまずの区切りと言うことで。来年もよろしくお願いします(^^)

 もちろん、今年の残りもちゃんとこなしましょう。へまをして1年間台無し…というのではあまりにも寂しいですからね。