試行錯誤と技術

 あるものを作るときに,試行錯誤でやっていれば,
「それは技術的じゃないなぁ」
という人がいました。「技術的」という言葉は人によって,解釈が違うのでしょうけれど,「Traial and Error」が技術的なアプローチの基礎なんだと思うんですけれど。最初からある理論なり,数式なりがあるわけではなく,「Trail and Error」をもとにした実験なり観測があって,それがベースとなって,理論なり数式なりを構築していくわけです。試行錯誤を技術的でないと評価するというのは,技術や科学の1面,それも綺麗な1面しか見ていない評価だと考えます。