もう一つ思ったこと



 装うとは、着る人間の個性に合ったものであるべきである、という従来の考えに、私はまったく賛成しない。装うとは、着る人間がどのような個性を生きたいかで、決まるものだと私は信じている。だからこそ、素晴らしいのだ。

男たちへ 第8章 装うことの素晴らしさより